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zoom RSS 大技では倒せない“かもしれない”〜丸藤正道インタビューより〜

<<   作成日時 : 2006/08/23 23:11   >>

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NOAH携帯公式に丸藤正道のミニ・インタビューが公開されていた。
秋山準とのGHCに向けての発言は、自分にとってはひじょうに興味深いものであった。

―王者・秋山準をどうみる?
「強いし、うまいし…。あの人に『こうだ』って言われたら、やっぱりそうだと思っちゃう説得力もあるし。そういう人をこっちがコントロールして倒したときに、ほんとうに価値があることだと思うんで」

―倒しがいがありすぎる相手?
「いや、倒さないといけない相手」

―攻略法は浮かんでいるか?
「そうですね…やっぱり大技に限らない方がいいのかもしれない」
「最近思うのが、大技じゃ倒せないのがトップなんじゃないのかなって思うようになってきたんですよ。大技…、例えば雪崩式とか断崖式だとか、そういう危険な技をやればやるほど、逆に倒せなくなるんじゃないかなと。あの人たちはそういう部分に“慣れてる”こともあるし…俺だってやればできるんですけど、でも、あの人たちを倒すには“そこ”じゃないんじゃないかと。あくまで“かもしれない”ですけど」

―一般的なNOAHへの見方とある意味逆な部分もあると思うが?
「うん。雪崩式とか断崖式って、確かに見た目もいいし、お客さんもそれを求めてるのも分かるんですけど…、そこじゃないとこに攻略の足がかりがあるの“かもしれない”。そのヒントが井上戦や菊地戦でみつかればいいと思ってますね」

―難しいことだと思うが?
「難しくなきゃ、やる意味がない。東大に入るのに、試験が簡単だったら意味がないでしょ?」

―もし、それが見つかれば?
「そういう大技をお客さんが求めているっていうのは、分かってるんで。覆せないかもしれないけど、もし覆せたら…世代交代によって、(NOAHの)スタイルってものも変わっていくのかもしれない」


丸藤正道のプロレスは常にamazingだ。
一瞬の「ひらめき」と、それを肉体で実際に表現してしまえる身体能力が可能にする“驚異の世界”を私たちは何度も目撃した。
ごく最近では、レフェリーを使った不知火の新バージョン。
KENTAとのGHCジュニア選手権で見せた、ハイジャンプのような場外へのダイブや、断崖式不知火など。
「あれは凄かった」と語り草になるような、驚くべきムーブメントの数々を残してきた。
しかし。
「最も印象深い丸藤正道の技は?」と訊かれたら、私はこう答えるだろう。
『ミサイル・キック』
と。

個人的なことだが、私が本当の意味で丸藤に興味を感じはじめたきっかけは、鈴木みのるとのシングルマッチであり、彼とタッグを組んで闘った試合の数々を見てさらにのめり込んでいった経緯がある。
鈴木みのるとタッグを組んでいるときは、ジュニアタッグ王者・丸藤の“華麗”なプロレスとは一線を画して、派手な大技のほとんど見られないプロレスを展開。
その“地味”なファイトに「丸藤らしくない」という声も聞かれたようだが、私自身は、ジュニアらしい華麗な動きも大好きだけれど、シンプルでクラシックな攻防の中に、ものすごい緊張感と求心力のある丸藤&みのるの試合にひどく惹かれたのだった。
彼らの意外と数少ない試合の中で、唯一生観戦したのが、小川良成&リチャード・スリンガーとの一戦。
いじわるなファイトでリッチーをいたぶり続けて観客のフラストレーションを蓄積させ、助けに入った小川を「ベビーフェイス」「正義の味方」にしてしまうという、見事なコントロールを見せた丸藤&みのるコンビ。
大技と言えるような技がほとんどなかった試合の中で、ただひとつ。
丸藤が放った、重力を無視したように天空高く舞い上がり、突き刺すように急降下するミサイル・キックには、息を呑むような鮮やかさがあったのだ。

いつも見慣れた技でありながら、まるで違う特別な技のように輝いた一瞬。
ここにもamazingはあった。
プロレスの説得力は「技」そのものに宿るのではない。
プロレスとは、技に従属するのではなく、あくまでも技を操るもの。
そんな風に思う。

雪崩式、断崖式に限らず、頭から真っ逆さまに落とすような垂直落下式、頭部への容赦ない蹴りなど、危険な“大技”をこれでもかこれでもかと叩きつけ、受けても受けても立ち上がり、果てることを知らないのがNOAHの風景。
その非情なる覚悟と、不屈の闘志に対して流す感動の涙に嘘はない。
しかし、こうした攻防の繰り返しは、レスラーたちにも「耐性」を生み出すし、見ている観客も危険に対して麻痺こそしなくても次第に慣れていくものだ。
結果、より危険な大技が開発され、やがてそれを上回るものが生まれ…いったい行き着く先はどこなのだろう。
時々不安になるのも事実なのだ。
トップと言われるレスラーたちのひとりひとりは「技」を確かに自分のものとして操っていても、NOAHのプロレスそれ自体は、もしかしたら「大技」に操られているのだろうか…。

誰よりも奇抜な“大技”を期待されていることを意識しながら、「そこ」ではない何かに、秋山に代表されるトップレスラーを倒し、ひいては「四天王プロレス」から続く伝統を覆す鍵が潜んでいると丸藤正道の「ひらめき」が告げている。
9.9 日本武道館。
私たちは、まったく新しいamazingを目撃することになるの“かもしれない”。

<いいんちょーのひとりごと>
そんなNOAHは土曜日開幕!



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コメント(8件)

内 容 ニックネーム/日時
いよいよ丸藤が乗り出してきますね〜。
私は丸藤の技で一番好きなのはトラースキックです。しかも無意識にだすトラースキック。私にはいつも漫画の様な閃光が見えます。
そして丸藤の言う「大技ではない技」こそ、まさに此方が求めていた危険にハラハラしない勝負であり楽しみであったりします。

アマレスの試合の無言の先の読み合いの攻防をTVで見た時に丸藤を思い出しました。
地に着いた踵に、躍る爪先。丸藤の試合は爪先を見ながら楽しんでいます…って分かって貰えますか?(笑)
私は丸藤の試合は「目線」と「爪先」さえ見ていればかなり楽しめます。
危険度が高い、飛んだり落ちたりする技より、投げから抑え込んだり 怪我をしない程度に痛い技をかけ合ったりして我慢比べな地味な勝負を見たかった。
だから丸藤の発言は試合前に嬉しかったです。

ぢふるま
2006/08/24 01:04
ベルト戦も何気にみんなにあまり注目されてなくて、今はいい感じですよね(笑)

個人的には前哨戦いくつかで観客に丸藤のゆっくりしたプロレスに好奇心を持ってもらって、そのまま武道館に繋いでもらいたいです。
スタミナ面でスピードのせいで息の上がり易い丸藤がゆっくりやったら、どんだけ戦えるか…。
GHC最長の時間をかけて、かつ濃密な試合をやってくれないですかね?
丸藤ファンの夢でもありますが60分すべて丸藤プロレス…。

ありがちな垂直落下な技や危険な極め技でタップを取る勝ち負けではなく、押さえられて、力では純粋に起き上がれないフォール技を互いが狙う試合を見たいです。

これを叶えられるのは相手はTAKAみちのく位かなと思っていましたが、秋山チャンプとなら出来ると思います。

で。もし、その形で丸藤が攻めてきたのに逆に秋山さんがリストクラッチ式とかを出してきたらその時点でチャンプの負けですよね。
試合に負けて勝負に勝つ。それが丸藤流っちゃあそうなんで(笑)

(いいんちょーさま…興奮して連続投稿すいません!)
じふるま2
2006/08/24 01:16
武道館大会が楽しみですね。ジュニアタッグ王者時代に比べると、丸藤選手の試合はシンプルさが目立ってきているかなと。逆に、そうした試合運びから出る「ロープ越えハイジャンプ」とか「雪崩式喉輪を一回転着地」が一層光る気がします。

試合の運びの中で“確固とした流れ”を作り出せば、大技連発なしでも「不知火」一発で試合は決められるかもと私は思ってますし、秋山・丸藤両選手なら出来ると思います。

その“流れ”のアクセントとして、上記のような驚きをくれたら面白いだろうなと私は考えますね。


“華麗さ”から“重厚さ”へ、かなりプロレス玄人好みですが、そんな選手権を私は期待しています。まとまってない駄文長文、失礼いたしました。
yoshi-141
2006/08/24 13:22
丸藤選手、何かに触れたようですね。
YiJin
2006/08/24 16:57
最近、夏の疲れが出て体がダルイですが、
NOAHが開幕すれば直るでしょう。この前の
西永さんを使っての不知火は凄い!TVの前で
叫んでしまいました。武道館まであと少し。
丸藤の「ひらめき」が冴えまくるのを期待
してます。あまり言葉はいりません!
かめはめ波
2006/08/24 21:00
◆ぢふるまさん(あるいはじふるまさん)へ
秋山さんとの試合はずっと熱望していたのですが、いざ実現となると、エースだとかNOAHの未来だとか、純粋な試合以外の部分が重くなってきて、正直変な緊張感でテンションが上がらなくなってました。けど、この”非大技”発言で一気にヒートアップですよ〜(笑) どんな試合になるのか、興味がそこだけに焦点を結びました!後のことは後で考えます(笑)
個人的に、プロレスには派手な部分も必要だと考えています。隙のない、無駄のない、一見地味な攻防の中にきらりと光る一瞬の美しさ。そういうプロレスが見られたら嬉しいと思っています。
ちなみに好きな技はやっぱり正調・不知火です。危険すぎず、軽すぎず、かつとても美しい。私が望むプロレスそのもののような技だから…。って、ファンの贔屓目ですかね(笑)
いいんちょー
2006/08/26 00:52
◆yoshi-141さんへ
はい。自分が見たいと思っているものととても近いような気がします。お互いがお互いを「引き立たせる」ような、重厚な展開と華麗な一瞬。そういう試合になると嬉しいですね。秋山さんとなら、可能な気がします。というか、この試合から、私にはいまだ謎の多い「秋山さんのプロレス」も感じ取れるのではないか…という期待があります。いずれにしても、武道館が楽しみです!

◆YiJinさんへ
ですね!
進化というのは漸進的に起こるのではなく、あるとき一気に別のステージに移り変わる…という説もあります。もしかしたら…?
いいんちょー
2006/08/26 01:07
◆かめはめ波さんへ
今年の北海道は暑すぎました…っていうか、まだ暑いんですけど(疲)
いよいよ今日開幕ですね!まずは雅央さんとのシングルマッチ。どんな試合になりますか。楽しみです。そして、武道館へ!う〜、ワクワクどきどきです。あとはリングの上で、肉体で語ってくれることでしょう!
いいんちょー
2006/08/26 01:12

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