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zoom RSS 王者の系譜〜GHCヘビー級の歴史〜

<<   作成日時 : 2007/01/01 00:31   >>

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2001年に創設されたGHCヘビー級王座についたプロレスラーは、この5年半ばかりの間に、代数で言えば11代までだが、人数ではたったの8人。
NOAHの王者の系譜は、守備型と攻撃型、安定と変革の繰り返しだと思う。

初代王者・三沢光晴は「守備型」王者である。
初代王者決定トーナメント決勝戦で、高山善廣を破っての戴冠。
旗揚げから1年弱。
緑のマットの象徴である三沢光晴が、NOAHとして初めて創設した王座に自ら君臨したことは、箱舟がやっと安定した航路に乗ったことを確信させた。
同じく“四天王”の一員だった田上明との“安定的”な初防衛戦の後、三沢は秋山準の挑戦を受け王座を明け渡した。

2代王者は秋山準。
その非情なファイトスタイルとともに、「リング上で全てを見せる」寡黙な“四天王”たちと違って、「外」に対して積極的に仕掛ける秋山は、「攻撃型」王者であり、変革者であった。迎えた挑戦者は、秋山が提案したトーナメントを勝ち抜いた本田多聞、ベイダー、新日本の永田裕志、小川良成。“外人”、“外敵”、“ジュニア”と一味違ったセレクトに、王者たるもの戦うだけではなく話題も作れという秋山準の主張が表れているようだ。しかし、何かを築く前に小さな小川に足元をすくわれる。

3代王者・小川良成。
本人の意識がどの辺にあったのかは正直わからないが、小川良成は王者として存在していること自体が「攻撃的」であったと思う。ジュニア体重でヘビー級王座につくことも異例ならば、限界まで削りあう大技連発耐久レースのような“四天王プロレス”の中で、ほぼ大技のないスタイルを貫き生き残ってきた小川良成の存在は、NOAHプロレスの価値観へのひとつの挑戦だった気もする。田上明、力皇猛、高山善廣といった、NOAHの中でもスーパーヘビー級と言える大型選手を挑戦者に迎えたことも、彼のプロレスの、NOAHにおける特異性を際立たせる選択だったと思う。そういう意味で、3代王者の時代もまた「変化」の時代であり、それは次の王者へと続く。

4代王者・高山善廣はGHCヘビー級史上唯一の「外敵」王者だ。
初防衛の相手として迎える三沢に対して、「負けたら二度とベルトに挑戦するな」という理不尽な要求を突きつけた高山には、時代を変革する意識があったのだと思う。
もしも。高山が防衛していたら…。GHCの、NOAHの歴史は全く違ったものになっていたかもしれないが、変化が続いたNOAHの航海は再び安定を求めたのか。

5代王者・三沢光晴(2度目の戴冠)。
今振り返ると。
王は、正統なる後継者が戻ってくるのを待つために、彼にふさわしい冠を授けるために、玉座に再び座ったかのようだ。
小橋建太。
三冠ベルトを置いて、箱舟に乗り込んだ男。
長年の激闘に痛んだ身体を癒すために航海から離れていた男が帰ってくる…。
返り咲いた王は、そのときを静かに待つ。

6代王者・小橋建太。
通算13度の防衛を果たした“絶対王者”。
2年もの長きに渡りベルトを守り、NOAHを守ってきた“守護神”。
いつでもそこにいて輝いている、NOAHファンのみならずプロレス界を照らす“太陽”。
小橋建太とともにGHCヘビー級の権威は高まり、NOAHという団体もまた大いなる安定を得た。しかし、一方で、このベルトに求められるハードルが極めて特殊なものになっていったのも事実だと思う。

7代王者となった力皇猛は、苦悩する王者となった。
長い安定が続いた後では、彼の戴冠自体が「変化」であったわけで、「攻撃的」な王者であるべきところだったと思うのだが、自分から仕掛けることをせず、挑戦者の名乗りを待つという「守備型」の行動を取った力皇猛には逆風が続いた。絶対王者を倒し、王である三沢光晴を倒したにも関わらず、力皇が王者として、あるいはいずれは王統を継ぐべきものとして認められることはなかった…。

8代王者・田上明。
苦悩する王者とともに苦悩し疲弊した“民”が求めたのは癒し。しばしの休息。
それを知ってか知らずか、かつての付き人・森嶋猛という若い力を退けて「安定」をもたらした田上であったが、すぐに秋山準にバトンを渡すことになった。

9代王者となった秋山準には思いがけない成り行きが待っていた。
鈴木みのるという外敵を退けた後、「中年トーナメント」を開催して中堅勢の底上げを図ると、続いて、台頭してきたジュニア勢がぶち上げた階級闘争にも油を注ぐなど、まさに「攻撃型」王者らしくNOAHをかき回し始めた。
しかし。彼の「神」である小橋建太が病を得て長期欠場。
ファンにとっても、秋山にとっても、小橋建太という大きな「安定」が後ろに控えているからこそ楽しめる「変化」であり、その後ろ盾がいつ戻るとも知れない状況においては、「変化」は容易に「不安」に流れる。
小橋建太が倒れたことで、秋山準に期待される王者像は、いつもの攻撃型ではなく守備型に変わったのだと思う。自ら動くより、どっしりと受けて立つ、高い壁としてあってほしいと。
その期待に秋山は応えられなかった…。

10代王者についたのは丸藤正道。
26歳にして初挑戦初戴冠。90kgのジュニア体重でNOAHにある全てのベルトを巻いた男。初防衛戦を海外で行い、二度目の防衛戦の相手に同じくジュニアのKENTAを指名し、ジュニア同士のヘビー級選手権試合を行った、早すぎた革新的王者。
彼の天才を、彼の努力を誰もが知っている。
彼こそが次の時代を継ぐべきものだと多くのファンがわかっている。
けれど。“今”は、王者として丸藤正道は求められていなかった。

小橋建太の失冠以来、長らく続いた不安定期を終わらせるべく。

第11代王者・三沢光晴。
三度目の戴冠。
最強の「守備型」王者が、森嶋猛という次なる「変化」を迎え撃つ。
1月21日。武道館。
一年間揺れ続けてきた箱舟の次なる航海はどんな海を行くことになるのか。
ひとつの答えが出る。


★あけましておめでとうございます。
本年も相変わらずの馬鹿馬鹿しいプロレス話にお付き合いいただけたら幸いです。


<いいんちょーのひとりごと>
ええ。G+の19時間放送を録画していますよ。HDDに空き容量作るために昨日は頑張りました(笑) ダイナマイトはビデオに録画しましたけど、ちらっとオンエア見た感じではアレですね…。男祭りは明日PPVを買おうかどうしようかと。



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★読んでくださってありがとうございました(多謝!)★

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コメント(8件)

内 容 ニックネーム/日時
あけましておめでとうございます。

秋山が王者のときって、そしてその後って変革期なんですよね。保守的王者である三沢政権にもどりましたが、新世代vs三沢という図式で進むのでしょうか。

今年もたびたび乱入させてもらいます。
よろしくお願いします。
サンダーリップス山本
2007/01/01 04:40
あけよろです〜

NOAHは第一部だけでお腹いっぱいになってしまいました(笑)

インサミ素晴らしかったですよ。
ダイナマイトの憂さが晴れました!
YOKOHAMA☆LINER
2007/01/01 11:56
◆サンダーリップス山本さんへ
おめでとうございます(ぺこり)

NOAH王者としては唯一と言っていい自覚的変革型王者だと思います。そういう意味ではやはり秋山は異端児です。しかし、それも小橋という絶対的な存在があればこそ生きるものであって、今の状況では、本来ならば変革は丸藤世代に任せて、三沢さんではなく秋山が守備に回るべきだったのだと思います。正直、三沢さん対新世代という図式では、ワクワクよりも切ない気持ちが…。先日の武道館の大ミサワコールを聞いていっそうその思いが強くなりました。結論。秋山働け(笑)。
いいんちょー
2007/01/01 23:51
◆YOKOHAMA☆LINERさんへ
あけおめことよろで。なんだかんだで長いお付き合いですなぁ〜

自分も全部は観てませんよ〜GHCはだいたい一個見ればお腹いっぱいな試合が多くて。少しずつ楽しみたいと思います。
そんなわけでインサミは観れなかったので、再放送を楽しみに待っているところです。評判良いみたいですよね。ダイナマイトは…まぁ(笑)。
いいんちょー
2007/01/01 23:55
僕、実はヨシナリvs高山を大阪に密航して観戦をしてたんですけど、序盤のヨシナリによる一点集中っぽい攻撃で、口の悪い大阪のお客さんが攻防に見入っていて、試合後は高山が『ノーフィアー!』の大合唱で締めたのは、ノアの歴史の中でもある意味快挙だったんじゃないか、と思います。遅くなりましたが、本年もよろしくお願い致しますm(__)m
kajio
2007/01/02 03:55
◆kajioさんへ
小川さんは自己評価が低すぎるんじゃないですかね〜。小川王者、自分は好きでした。まぁ、三沢→小橋といった王統には連ならない王者ですが、これからも時々絡んでくれたら面白いと思うのですが。欲がないのか楽したいのか…(ため息)
こちらこそ、本年もよろしくお願いいたします!
いいんちょー
2007/01/03 21:20
えへ♪ 今頃来ましたよ♪
GHCのベルトも歴史がたくさんあるんですねぇ。
今年の丸藤選手の活躍を期待します。

今年も、ぼつぼつ読みに来ます。
よろしくお願いします♪
風民
URL
2007/01/05 13:37
◆風民さんへ
こちらも今頃ご返事で(笑)
そうですね〜さほど長い歴史ではないですけど、きっちり刻み込まれていますね。これから先、誰がどんな記憶を刻み込んでくれるか楽しみです。
今年の丸藤には、また少しのびのびと、色んなところで活躍して欲しいなぁ〜なんて思っています。応援してやってください。

お暇があったらお立ち寄りくださいませ。こちらこそヨロシクです!
いいんちょー
2007/01/08 01:51

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