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zoom RSS インディ・サミット2006〜プロレスの縮図・プロレスラーの歩みA

<<   作成日時 : 2007/01/04 00:01   >>

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昨日の続きです。
※大会詳細はスポナビさんで。

<第五試合> バトラーツ・ルール
望月成晃(どらげー)&飯伏幸太(DDT) vs
澤宗紀(バトラーツ)&フジタ“Jr”ハヤト(みちのく)

一転して「戦い」がいっぱいに詰まった試合でした。
飯伏と澤のライバル心むき出しのバチバチ。
ハヤトを叩きのめすもっちーの厳しさ。
プロレスにおける戦いの2大テーマと言える、ライバルストーリーと「壁」。
そして、突っかかってくるハヤトを、邪魔するなと言わんばかりに一蹴した飯伏の姿に、ついてこれない者は容赦なく置いていく、競い合いの苛烈さというものを思いました。
「受け」を前提とするプロレスは、信頼抜きには成り立たないものであって、それが時にぬるさに変じることもあり、世間から偏見を持って見られる部分でもありますが、プロレスラーは決して牙を抜かれた獣ではなく、擬似闘争を演技するものでもなく、「戦う人」なのだということをこの試合は見せてくれたと思います。プロレスがエンタメに飲み込まれてしまうことなくプロレスであるためには、この部分は、いつもではなくても、どこかで必ず見せておく必要のあるものではないでしょうか。
いい試合でした。


<第六試合> 蛍光灯6人タッグマッチ
佐々木貴(アパッチ)&アブドーラ小林(大日本)&気仙沼二郎(みちのく) vs
葛西純(アパッチ)&“黒天使”沼澤邪鬼(大日本)&シャドウWX(大日本)

プロレスは格闘技に比べたら馬鹿馬鹿しい戦い方です。相手を倒すことが「戦い」というものの目的ならば、プロレスの攻撃方法は無駄が多すぎます。非プロレスファンがよく訊ねてくる、何故ロープに跳ぶのかとか、何故コーナーに昇るのかとか、全くその通りであって、リアルな戦いを求める人は効率面で矛盾しない格闘技を選ぶでしょう。ただ、プロレスファンはそうではありません。肉体の強靭さ、技術の確かさに裏付けられた強さはもちろん求めますが、ある意味ではそれ以上に「折れない心」の強さを大切にします。ロープワークも、あえて「受ける」のも、むしろこの心の強さを感じ取ってもらうのが目的なのではないでしょうか。デスマッチという形式は、無駄の多いプロレスの中でも様々な危険なアイテムという更なる無駄を取り入れたものですが、派手に割れる蛍光灯や、全身を染める流血によって観客をエキサイトさせるためだけにこれらのアイテムがあるわけではないと私は考えています。誰だって痛いのはイヤだし、苦しい思いはしたくない。そういう折れやすく弱い心を、さらに折れやすい環境にさらして、なお人はどれだけ頑張ることができるのか。少なくとも大日本で行われるデスマッチは私にとってそういうものです。そして、デスマッチファイターたちは、その心の強さを競い合うと同時に、お互いに励ましあって一試合を素晴らしいものにして完走するチームメイトなのだと感じます。
おなじみのメンバーに沼二郎というデスマッチ初体験の選手が加わったことで、デスマッチファイターたちの優しい心根の方がかなりにじみ出てしまい、デスマッチのクオリティとしては通常より劣っていたとは思いますが、ふんどし姿となった沼二郎&アブ小&貴の心意気をはじめ、初めて観た人にも、デスマッチが単なる猟奇的な見世物ではないということが伝わっていれば嬉しいです。蛍光灯の数の割にはちょっと流血多目でしたけど…。
ともかく、沼二郎選手はよく頑張りました。試合後きっちり『海の魂』まで歌うとは、お見事な折れない心でした。


<セミファイナル> 海援隊☆DX復活!
ディック東郷(フリー)&MEN’Sテイオー(大日本)&TAKAみちのく(K-DOJO)&FUNAKI(WWE)&獅龍(メキシコ?) vs
大石真翔(K-DOJO)&KUDO(DDT)&岸勝也(Iジャ)&野橋真実(みちのく)&ミラニートコレクションa.t.(エルドラド)

それぞれに道は別れていても、5人ともが素晴らしいプロレスラーとして活躍中である上に、久しぶりでも揃えばスムーズに運ぶあまりにも見事な連携。そして、10年ぶりの復活と次は見られるかどうかもわからないという“伝説”の魔力。個々の存在感に加えて、チームとしての存在感。誰が相手でも全ての面でかなわないことがわかりきっている試合でした。
TAKAみちのくの“夢”は当時を知るファンにとっても“夢”ですが、一方で若手たちの“悪夢”に他なりません。
プロレスはいつだって後から来るものが絶対的に不利なのです。今トップにいる選手たちやそれ以前のスターたち。彼らの思い出を心に刻みつけている大勢のファン。たかだか50年とは言え、日本のプロレスにはやはり膨大な蓄積が出来ており、これからもそれは減ることなく増える一方です。すでに伝説となったレスラーを超える方法はありません。進化を止めないトップレスラーを超えることも出来ません。出来るのは、誰にも比べられない自分を作り上げることだけです。もちろん、とてつもなく困難な道のりではありますが…。
せっかくの復活ならば、もっと「大物」を対戦相手として選ぶことも可能だったろうし、その方が試合としてももっと面白かったのでしょうが、あえてTAKAみちのくが若い選手たちと戦ったのは、その覚悟を問いたかったからではないだろうかと思いました。これもひとつの教育。ただのお祭りで終わらすことなく、明日へつなげるための試合に。やっぱり、かないません。
それぞれが“5対1”で戦っていた若い選手たちに、正直印象に残るところはありませんでしたが、彼らが何かを感じていてくれたらいいと思います。その答えは、この試合ではなくこれからの彼らの試合に現れていくことでしょう。海援隊だって一夜にして今のレベルに到達したわけではありません。プロレスラーが成長するには時間がかかる。これだけプロレス興行が溢れかえっていれば、「いまいち」と感じたものを引き続き見守る余裕はなかなか持てないのも事実です。けれど。これからもずっと「良いプロレス」を見たいと願うなら、プロレスファンもある程度我慢するところはしないといけないのかもしれないとも思います。ただし。私がそうしたいと思うのは、きちんと新人を育てている、育てる意思が見える団体だけです。


<メインイベント> “JUST NOW”6人タッグマッチ
関本大介(大日本)&HARASHIMA(DDT)&ビリーケン・キッド(大阪) vs
真霜拳號(K-DOJO)&GAINA(大阪)&谷嵜なおき(自由)

急遽出場となった谷嵜以外はそれぞれがベルトホルダーというまさに「JUST NOW」な若きエースのそろい踏み。パワーの関本。切れ味のHARASHIMA。テクニックのビリーケン。重厚な真霜。大阪やみちのくでは悪党ファイトを展開するGAINAもここは真正面からがっちりと。どらげー離脱後ブランクのある谷嵜は捕まる場面がやはり多かったものの、厳しい攻撃をしのぎきることで存在感は示せたと思います。
ベルトを巻くということは、その団体の「顔」であり、看板を背負っている存在です。自分の二本の足で立つだけでなく、その背中に兄弟たちを背負っている、彼らにはその自覚がしっかりとあるのだなぁと感じました。
エースの仕事はなにか。メインをきっちり締めて、お客さんを幸せな気持ちで帰すこと。そのために彼らがするべきことはなにか。答えはやっぱりがっちりした「プロレス」をすることなのだと思います。
未熟なモノたちがその未熟さを抱えて懸命に戦う姿。観客をリラックスさせる笑いのプロレス。華やかな空中戦あり、バチバチと容赦なくシバキ合うリアルな戦いがあり、血の滴るデスマッチあり。“伝説”の降臨があり。
様々なプロレスの諸相をちりばめてバトンをつないできた最後を締めたのが、シンプルに、気持ちと肉体が激しくぶつかり合うプロレスそのものだったことで、この大会はほんとうに素晴らしいものになったのだと思います。
そして、この試合に出た6人の選手はそれぞれに、初めて観たお客さんにもしっかりと名前と顔を覚えてもらえたのではないでしょうか。笑いも必要だし、楽しいプロレスも好きです。けれど、一番に心に残るのは真摯な「戦い」であることを私は願っています。


TAKAみちのくは、
『インディーってなんだ?メジャーってなんだ?』
と問いかけました。
そして、もうインディーという呼び方は使わないと宣言しました。
メジャーに対するマイナーという意味ならば、インディーという呼称は必要ありません。
メジャーに及ばないことのエクスキューズとしての“インディー”ならば、捨てなくてはいけません。
けれど。
いわゆるメジャーとは違う“独立した”場所と方法で、これだけ素晴らしい「プロレスラー」が育っている、そして育ちつつあることはインディーとして誇るべきです。
インディーもメジャーも関係ないということは、彼らがこれからリングの上で証明していってくれるのだと思いました。


試合内容にほとんど触れないまま無駄に長い文章になりました…。毎度のことと笑ってお許し下さい。
あ。一応なぞなぞの答えを。
答えは『人間』。
赤ちゃんのとき(朝)ははいはいしているから4本足。それが二本足で歩けるようになり、年を取ると(夜)杖をつくようになるので3本足。
いや、なんとなくインサミ見ていて「プロレスラーの一生」みたいなことを思ったもので、このなぞなぞを連想したんだと思います。そういうこっちゃ!(笑)

<いいんちょーのひとりごと>
真霜拳號を見るたび、橋本真也氏を連想します。色白のふくよかな肉体。重たい蹴り。黒いコスチュームも。自分だけッスか?


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コメント(5件)

内 容 ニックネーム/日時
真霜には橋本並みのユーモアや明るさもあると翔夜さんと踏んでるのですよ〜インサミでも大介のマイクに「がくっ」ときた一瞬を見ましたか!?
今年もいいんちょーさんの文章、毎日!楽しみにしてます(^^)!
みどり
2007/01/03 23:35
重厚なのはブログの内容も一緒ですね。
毎回、楽しみに読んでいます。

インディーサミットの結果はインターネットで知りましたが、詳細は分からなかったのでこうして書いていただけると非常にありがたいです〜。
のぴ
URL
2007/01/03 23:50
とにかく生ディーノは衝撃的でした。一番悔しいのは面白かったことでしょうか(笑)。
本当に色んな団体のダシが凝縮したいい大会でした。気仙は初っ端に大流血しながらも最後までよく耐えました。あの試合の感動と一体感は他の試合とはまた一味違いましたね。
真霜は、みどりサンの仰るとおりなので(笑)。ヤスと話していた姿は妙にリラックスしておりましたよ。
今年もいいんちょーサンがどんなプロレスを観るのかなぁと楽しみにしております。でわでわ。
翔夜
2007/01/05 00:27
◆みどりさんへ
月一「どじょっ子」(KAIENTAI DOJOっこの意味)ですので、なかなか選手たちの”素顔”を知ることはできませんが、その辺を含めて妄想するのもまた楽しいです。お笑い番組見て爆笑している真霜とか…(笑)
今年もよろしくお願いします!

◆のぴさんへ
字の数だけは重厚なんです(笑)。毎回読んでいただいてありがとうございます。
試合の詳細というより、自分の印象の詳細で。試合内容を記憶する能力に欠けているようで、いつもこんな感じですが、今後ともよろしくお願いします。
いいんちょー
2007/01/08 01:40
◆翔夜さんへ
生ディーノの入場は、ぶっちゃけ怖かったです。邪鬼が側を通るより、ディーノのほうが…(笑)
おお!デスマッチの感動と一体感!翔夜さんがそう言うならきっと大丈夫ですね。良かった良かった(にやり)
そうですね〜今年はどんなプロレスを見ることになるんでしょう。自分自身、楽しみにしています!
いいんちょー
2007/01/08 01:45

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