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zoom RSS 戦う男たちに見る「夢」〜総合格闘技とプロレス

<<   作成日時 : 2007/01/06 22:27   >>

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昨日は格闘技好きの友人たちとほぼ毎年恒例の飲み会でした。
例年ならば年末のダイナマイトと男祭りのあれこれを具体的に語り合うところなのですが、男祭りは地上波放送がなくなったため見てない人間が多くて話題にできないのが痛かったです。が。その代わりといっちゃ何ですが、総論としての総合格闘技について少し面白い話ができたというか、話が聞けたのが収穫かと。いや所詮高校時代の同窓生たちとの酒の席でのバカ話に収穫もへったくれもないわけですが(笑)。
(註:「観ない!」と宣言した男祭りですが、結局再放送PPVを買った嘘つきです(笑)。だって急に観たくなったんだもん!)

ダイナマイトにおける秋山vs桜庭について、“秋山ヌルヌル疑惑”でウォーミングアップを済ませ、我々の結論としては、ヌルヌルがどうであれ、桜庭は秋山に勝てなかったのでは…というところに落ち着いたのですが。
友人T「最後、レフェリーが止めたところがさぁ〜」
友人M「遅いよね」
T「え、え〜〜っ!?早すぎるだろ、あれ?」
私「はぁ?あれ、止めないとヤバくないか?」
T「いや、あそこからだって!」
私「ヌルヌルがどうだったかわからないけど、TVで観てる限りじゃ、明らかに桜庭は戦いに対する集中力を欠いてたじゃん。あれじゃ、続けても危ないだけだよ」
T「だ〜か〜ら〜!あれは、桜庭の作戦なんだって!ああやって、秋山の攻め疲れと油断を誘ってだなぁ、隙を狙ってたわけよ」
M・私「それはないって(笑)」
T「やっぱり?」

最近の格闘界の動向などには比較的無頓着ながら、おそらく仲間内でもっとも「格闘技」そのものに深い興味を持ち、歴史的な経過も含めて造詣が深い友人T。
彼が夢想するものは、一般的な感性からするとかなり過激だろうと思う。
格闘技の源流には「素手で人を殺せる」技術体系というものが多くの場合含まれており、今もなお、表には出てこなくても、どこか「裏」でそれらの技術が脈々と受け継がれてきているのではないか。そういう技術を会得したもの同士の本気の闘いとはいったいどのようなものであるのか。
彼の興味はたぶんその辺にある。けっして「殺し合い」そのものが見たいわけではなく、おそらく知ることのかなわない未知なる世界への、知的な興味とロマンティシズムが彼を興奮させるのだと思う。
過程においていくらボコボコにされようとも、最後に「生きていたほうが勝ち」という戦いを想定するなら、確かに桜庭はまだ戦えたのかもしれない。
しかし。

私「いや、なんとなくわかるよ、その気持ちもさぁ。でも、総合格闘技はルールのあるスポーツに過ぎないわけじゃん?それも、客に見せる興行なんだよ。Tの考えるような闘いをするなら、簡単な話、あんな狭いリング、それもロープに囲まれたフィールドで戦う意味なんかないと思うよ。あれはあくまでも客が見やすいことを前提にしたフィールドであってさ」
T「…実際そうなんだけどね…」
M「でも。PRIDEはかなりギリギリのところでやってると思うよ。あのグローブはいらないと思うけど」
私「うん。だけど、その“ギリギリ”は興行として、TV放送できるかどうかという部分の“ギリギリ”であって、闘いとしてのギリギリじゃないよね。や、それで充分なんだけど」

マンガ『空手バカ一代』を愛し、その破天荒な内容に多くの嘘が含まれていたらしいと知ってショックを受けている友人Mは、いかつい外見に似合わぬロマンチストである。
彼は真面目な顔をして言った。

M「俺はさ、“ケンカして一番誰が強いのか”知りたいんだよ。きっと、世界のどこかには、まだまだ俺たちの知らないすげぇ〜強いヤツがいそうな気がするんだ…」

友人MOとこっそり、「それはツチノコを求めるようなアレだよな」と苦笑しつつ、私は思ったわけです。
総合格闘技はやっぱり「夢」を売る商売なんだなぁと。
友人Tは、リング上の戦いを見ながら、遠い昔にあったかもしれない、素手による殺人技術体系を身につけた達人同士の、命のやり取りそのものだった闘いを夢想する。
友人Mは、リング上の戦いを見ながら、まだ見ぬ「最強」の人間が現れることを夢想する。
現実に戦っている生身のファイターたちのことはもちろんきちんと見ていても、その上に、裏に、あるいは周辺に、過去に、未来に、次元の違った「夢」を求めるという意味においては、格闘技もプロレスも、それを愛するものにとっては同じであり、「見せる戦い」とはそういうものなのかもしれないと思いました。


1.4東京ドーム。
鈴木みのるvs永田裕志。
この試合を見ながら、気持ちが静かにひいていく自分がいました。
高校時代から続く数々の因縁を経て、互いに人格を否定しあうほどの憎しみをあらわにし続けてきたふたりが、リング上でどういう戦いをするのか。
珍しくイスを持ち出し、延々と(とっくにリングアウトだったぐらい長かった)続いた場外戦。
白目をむく永田さん。
舌を出して笑うみのるさん。
前フリを踏まえて、見事なまでに観客を意識した「プロレス」でした。
私は観客を無視したプロレスは好みません。
だから、彼らの「試合」は正しかったのだと思います。
でも、私は。
「大嫌いな相手をただぶん殴りたい、意地っ張りでバカな男ふたりのど突き合い」という予定調和の裂け目を、そこに立ち現れる「何か」がきっと見たかったのです。
それが、彼らが言葉にしたよりもなお根深い憎しみであれ、言葉とは裏腹のひねくれた愛情であれ。

私もまた友人たちと同様にロマンチストなのでしょう。
そこにほんとうにあるかないかわからないものを追い求めるからこそ「夢」です。
そういう「夢」を抱かせてくれるプロレスラーはそれほど多くはないけれど、時として期待していなかったところから大輪の「夢」が花ひらくこともあります。
今年も私は私の夢を追って、プロレスを見ていきたいと思います。

<いいんちょーのひとりごと>
あ、いかん!マッスルの放送が始まってしまったじゃないかぁ〜〜〜!



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コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
うーん、悲しいかな予想通り、棚橋勝利であとのシングル2戦は新日勢敗退。
永田&鈴木(こういう書き方したら、2人にド突かれそう)は表情が凄かったですね。
今年も僕は新日ファンです。
なお
2007/01/07 01:41
◆なおさんへ
まぁ、確かに予想通りでしたね。でも、全体的に見てまずまずの大会だったとは思いました。ただ、個人的には最後の演出が納得行きませんけど。あれで締められちゃ、タナが可哀そうだなぁ〜と…。
私は新日ファンではありませんが、なんとか復活して欲しいと願っていますよ。
いいんちょー
2007/01/08 00:57
私はロマンチストからは程遠い人間です。

>そこにほんとうにあるかないかわからないものを追い求めるからこそ「夢」です。

そこにほんとうにあるかないかわからないものを追い求めるからこそ「プロレス」だと思います。ニン(笑)


サンダーリップス山本
2007/01/09 01:11
秋山問題はそういう表層的な見方の人が多いんでしょうね。
微妙な問題ですから、よく解らないならそもそも言及しないのがよいと思います。ものを書く基本では?
菊田早苗のブログをご一読ください。
活字プロレスファン
2007/01/14 13:17

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