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zoom RSS 小比類巻貴之の敗戦に思うこと

<<   作成日時 : 2007/02/11 00:10   >>

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プロ格関連ニュースで最近最も驚いたのが、K-1 MAXにおける小比類巻貴之の敗戦である。アンディ・オロゴンといういわゆる“素人”に負けたことは、驚きというよりショックであった。
これを「小比類巻とアンディ」ふたりの限定された事象と考えるのが正しいのかもしれないが、プロスポーツとしての格闘技というものが構造的に抱える問題の提示とも思えるのだ。
プロ格闘技とは、いったい何を観客に見せるものなのか。

他のプロスポーツ、例えば野球やサッカーは、技術レベルの高さを見せるものだと思う。
もちろん、それらの技術を身につけ、強い緊張状態の中でも習得したものを発揮できる精神力は必要だし、時に技術を超えたものが現れる瞬間もまた、ゲームスポーツの魅力ではあるが、基本的にこれらのプロスポーツを成り立たせているのは、当該競技に必要な技術が素人よりはるかに「上手」であるということであって、それ以上の背景的価値はない。
バットでボールを打つ技術に、時速150キロのスピードボールを決まった場所から決まった場所へと投げることに、「野球」というゲームの外における“意味”はないし、手を使わずにボールを見事にコントロールして運ぶ技術に、「サッカー」以外の実用的な意味はない。
実用的・有意味ではないにもかかわらず、“素人”を感嘆させ、熱狂させるほどの高い技術レベルにあるからこそ、彼らはプロフェッショナルなのである。
K-1もまたプロ格闘技であって、報酬をもらってリングに上がる選手たちは、自分たちが身につけた、その場所で必要な技術のレベルを争う。
相手の身体にパンチやキックを正確にヒットさせ、あるいは相手の攻撃をたくみにかわす。
街で行われるケンカとは明らかにレベルの違う技術を見せられるからこそ、彼らはプロフェッショナルなのだ。
しかし、格闘技が他のスポーツと違うのは、彼らが見せると期待されているものが、競技にとって必要な技術の「上手」「下手」だけでなく、そこから浮かび上がってくる「強さ」というものなのではないかと思う。
プロ格闘技とは、リング上で展開される技術の攻防を超えたところに、より普遍的な意味や価値が期待されるものなのではないか。

私は小比類巻vsアンディの試合は見ていない。
実際にリング上における彼らの戦いがどういうものであったのかはわからない。
ただ。過去の実績、経験から考えて圧倒的に有利だと思われた小比類巻が、試合後、無残に顔を腫らして鼻血を流していた姿からは、少なくても彼がプロフェッショナルとしての技術の部分で足りないものが多いのではないかと推測する。
彼の敗戦は、彼個人にとっては技術レベルやあるいは精神力の問題に還元すれば終わりかもしれない。
しかし。
K-1で勝つために専念し続けてきた男が、同じ競技のためにはるかに少ない時間しか費やしていない男に負ける…。
小比類巻は「弱い」のか?
アンディは「強い」のか?
「強さ」とはいったいなんなのか?
プロ格闘技の存在意義とはいったいなんなのか?

プロと素人の対戦だけでなく、新人とベテラン、他の競技経験者と専門的競技者との対戦でも起こりうる「番狂わせ」の存在は、プロ格闘技をスポーツとして捉えるならば必然であり必要でもあるが、あくまでも「強さ」を表現する方法論と捉えるならば、あってはならないもののような気がする。
それが起こってしまった事実は消えない。

K-1はどこへ行く…。


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コメント(3件)

内 容 ニックネーム/日時
プロですか?
BlogPetのえむ
URL
2007/02/11 10:53
小比類巻さんって、番組的には毎回凄い紹介をされるのですが勝てません。で、負けが共感されるような負け方ではありません。精神的な弱さ、曙に近いものがあると思います。
サンダーリップス山本
2007/02/12 00:02
誤解を恐れずに言うと、
素人に「俺でも勝てるかも」と思われてしまうのがプロレス。
素人に「俺には間違っても勝てない」と思わせるのが他の格闘技。

と思っていたら、「世界最高峰の立ち技格闘技」を標榜するK-1で大波乱が。別に小比類巻選手のファンではないですが、今回の敗戦はショックでした。

格闘技って、身体能力の高い人間なら、すぐにでも通用する世界だったんだろうか。


よみ
2007/02/12 21:22

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