“理”は鈴木みのるにある

NOAHサイドが、7.18東京ドーム大会でのGHCヘビー級タッグ選手権試合として、
チャンピオン・鈴木みのる&丸藤正道組 vs 挑戦者・秋山準&橋誠組を正式決定したことに対して、鈴木みのる選手が痛烈批判を展開。
正直、今日自分が書こうと思っていたことを全部言われてしまった感じなので、
一部紹介します。
NOAH携帯公式サイトより。

-タイトルマッチが正式に決まったが?
「なに勝手に決めているんだよな?勝手に決めるな」
-秋山選手のパートナーは橋選手になったが?
「嫌だよ。いいよ、別に、先シリーズにそういう心の強さを見せたのはいいと思うよ(※註)。いいことだと思うし、そんな頑張ってる奴にチャンスをあげたいのもわかるけど、東京ドームのタイトルマッチがそれでいいのかなという気はちょっとするけどね。『だから挑戦できるの?』というのが嫌なんだよね。だってさ、せっかく本人が黙ってさ、プロとしての自覚を強く打ち出したんだったら、最後まで自覚しろよな。別に不幸があったことに対して、俺はどうこういうつもりはないけれど、もちろんそれはそれでその人たちのことだから、それはそれで頑張ってほしいと思うけど、他所でやってくれって。他でやってくれって」
-東京ドームでは試合をしない?
「でもね、チャンピオンがなんと言おうと、管理委員会が決めたんだって。なんだよ、それじゃ、このベルトは秋山管理のベルトか?そうです、僕が管理してますって言ってるようなもんだよな。まあ、しょうがねぇよ、NOAHのベルトだから。NOAHのベルトだから、NOAHの都合でしか動かないからさ。NOAHの都合でもいいよ。それから、秋山と橋の都合でもいいよ。それが、ジョー樋口の都合でもなんでもいいけどさ、うーん、丸藤にジェラシーがあるとか、橋が後輩に追い抜かれてその差を縮めたいとか、そんなのてめぇがだらしねぇから抜かれているだけであって、秋山に媚を売ってさ、認めてもらいました、ありがとうって。馬鹿じゃないのかって。秋山の足元にいるんだったら、スネぐらいかじれって言うんだよ。違う意味でスネをかじっているんだから。誰がなんと言おうと、あのベルトは俺が取りに行って、俺が取り返した、俺のベルトだから。お前らの好きなようにはさせないよ。だって、俺が納得するようなもの、何ももらってないし、見せてもらってないもん。橋の印象なんて、本当にブヨブヨのデブとしか思ってないもの。自分なりの努力だったら誰でも出来るからさ。自分なりの努力なんていらない。客にわかるようにして初めてね、お金もらってるんだからさ。(中略)
とにかく勝手に決めるなと。まあ、あとは秋山は、なんだ、自分がプロデューサー気取りっていうの?それでまた若い選手を上に引っ張って、俺のプロデュース能力はすごいでしょってやりたいのかもしれないけど、そんなお前に負けるなんてこれっぽっちも思わないからよ。秋山もやっぱり無しにしようかな。根本から変えちゃおうかな?本気で取りに来ているとは思えないもん、もう。まあ、その程度なんだよ、だから。(後略)」

(※註:先シリーズ中、橋選手は身内の方を亡くすという不幸に見舞われた。しかし、それを感じさせないで普段どおりのファイトを続けた。今回、秋山選手がパートナーに橋選手を抜擢した大きな理由がそのとき見せた「心の強さ」であることは、今週の週プロ掲載の秋山選手のコラムなどでも明言されている)


一人の人間として、橋誠さんは気の毒なことだったと心から思う。
それに負けないで、プロの自覚を持って「普段どおり」に試合をしていたのも素晴らしいことだと思う。
この経験が、プロレスラー・橋誠が目覚めるきっかけになればいいと、見守っていきたいとも思う。
人は変わることができる。
そのことを証明していってくれたらいいと、願っている。

しかし。

秋山選手が、GHCタッグへの挑戦表明、そして橋選手をパートナーにするというコメントの中で、このエピソードを持ち出してきたときは、非難を覚悟で言うが、ほんとうに不愉快だった。
橋選手への気持ちは上記の通りだが、
『それとこれとは話が違うんじゃないのか?』ということに尽きる。
プロレスには様々な「情」が絡むからこそ面白いというのは確かなことだ。
けれど。
それは、「実力」であり「実績」であり、リングの上で築いたものに付加されることで初めて意味を持つものではないのか。
はっきり言って、“現時点”の橋選手の「実力」「実績」が、GHCのチャンピオンベルトに挑戦するにふさわしいと誰が認められるか。
まして、東京ドーム大会という大舞台。
ベルトに挑戦するということがそんなに安易でいいものだろうか。
「身内の不幸」「それに負けずに頑張る健気さ」という、
“人として”ひじょうに文句のつけづらい「美談」を前面に押し出すことで、強引にそれを納得させようとする秋山選手のやり方は卑怯だと思った。
橋選手自身が、後輩である丸藤に抜かれ、大きく差をつけられている事実に反発し、その差を縮めようという気になったのは、すでにもっと後輩のKENTAやひょっとしたら鼓太郎にさえ追い越されている現状では、遅きに失している感はあるものの、やる気の現われと思えばいいことではある。
しかし。
丸藤だけではない、KENTAも鼓太郎も、みんな努力して今の“地位”を掴み取ってきた。一朝一夕にたどり着いたわけでは決してない。
橋選手も、そうやって日々の試合の中で、少しずつ「差」を縮めていくしかないはずなのだ、本当は。
そういうところを見たいし、応援したいのだ。
それを。
これから見せる予定の「やる気」と「情」だけを頼りに、東京ドーム大会でタイトルマッチへの挑戦権を手にするという、“一発逆転”狙いに出るところは、「自分自身を追い込む」という意味はあるだろうと思いつつ、やっぱり橋選手も間違っていると自分は思う。

余程理不尽な要求でない限り、選手権試合には当然チャンピオンの意向が優先されるべきだろう。
そして、チャンピオンの要求はただひとつ。
『強い奴限定』
これが理不尽か?
当たり前の要求ではないのか?
それをまったく無視して、秋山準&橋誠の挑戦をあっという間に正式決定したNOAH。
自分はNOAHファンではあるが、
「情」に流され、「ベルトの価値」という「理」を失ったとしか思えない今回のGHCタッグ選手権に関しては、
みのる選手が好きだからではなく、
みのる選手の「理」が正しいと思うので、これを支持するものである。

このコメント自体に「俺を納得させてみろ!」というメッセージがこもっているとも思うが、タイトルマッチそのものがどうなるかもわからなくなってきた現状。
丸藤にとっては、やっと「ヘビー級の本気」と戦えるところまでたどり着いたはずだったのに…。
残念です…。

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この記事へのコメント

2005年06月25日 01:20
正直「橋」という選択は残念です。
こんな簡単に決めて欲しくないというか。
橋が頑張って頑張ってお涙頂戴なんていうカードは不要です。ハッキリ言って!

もっと実績のあるヤツを出せと!

滅茶苦茶かもしれませんが、
秋山・田上組でもいいんじゃないかと実は思ってました。
2005年06月25日 10:46
■LINERさんへ
せっかくのドームなのでなんとか決まったなりに楽しみにしようと思って頑張ってみたんですが、やっぱりダメです、これは耐えられない。「頑張るから」という口約束だけで、こんな大きなチャンスつかめるなら、日々の厳しい努力はどうなるんだろう…。「甘い」よ、秋山も橋もNOAHも! 自分の希望はタイトル戦取りやめ。秋山VS丸藤、みのるVS橋のシングルマッチですね。
いもずるマスクマン
2005年06月27日 09:49
うぅ~ん。
みのる選手の言い分もわかる。秋山選手の気持ちもわかる。
このタイトルマッチが実現するかどうかは、不確かですが橋と秋山選手には時期シリーズ頑張ってもらうより他ありません。
ファンや選手の目もこの二人を厳しく評価するでしょう。それらを納得させるファイトが出来れば、これもまたありかなと思います。
こういうタイトルマッチがあってもいいのかな、しかし東京ドーム大会には重すぎる?
今後の秋山・橋選手の巻き返しに期待します。(戦い・舌戦含め)
2005年06月27日 20:00
■いもずるさんへ
なんだかんだいってもこのタイトルマッチは実現するだろうし、橋選手も頑張りを見せると思います。というか、あんまりなんだかんだもいってない気もします(笑)。こういうタイトルマッチがありなのだから、当然、大会メインは三沢VS川田になりそうですね。
次期シリーズ、楽しみにします。

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