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zoom RSS 秋山さん、自分で「リベンジ」してください!

<<   作成日時 : 2005/10/04 00:05   >>

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10/2 W-1 GP2回戦。
メインイベントで行われた秋山準vsボブ・サップ。
「“グリーンボーイ”にプロレスを教えてあげます」と豪語していた秋山準は、
サップのパワーボム一発に沈み、彼の勝利を期待していた観客の多くは声を失った。

プロレスラーは凄い人たちだが、最強だとは思っていない。
だから、同じ「格闘」とは言っても、全く別の技術体系・思想体系に基づいて展開される総合格闘技で価値の違う「強さ」を証明する必要もないし、
例え、その場で勝つ選手が誕生したら拍手は送るが、その選手がプロレスラーとして凄いかどうかはまた別の問題であると思っている。
しかし。
ならば逆に、プロレスルールでプロレスラーがプロレスラー以外の人間と対するとき、
これは勝たなきゃシャレにならないのではないか。
特に秋山準のようなトップ選手ならばなおさら。

…という意見も当然あるだろうが、これはなかなかに難しい問題である。
なぜなら、プロレスラーはただ単に勝てばいいという風には考えないからだ。
トップクラスになればなるほど。
メインを任されたからにはいっそう、「いい試合」=「観客を喜ばせる試合」をしようと思うのがプロレスラーだ。
プロレスラー未満はそんなことは考えない。
たぶん、「プロレスらしく戦うにはどうするか」とか、そんなことで頭はいっぱいだろう。
あとは「勝つ」こと。
そんな相手と「プロレス」をして、面白い試合にして、なおかつ、勝利する。
プロレスラーに課せられる命題は大きい。

一回戦で曙選手と戦ったムタ選手は、この難しい課題をクリアしたではないかという意見もあろう。
確かに、ムタ選手はあの時点では端にも棒にもかからない曙選手を相手に、
面白いとまでは言えないにしても、そこそこの試合内容で、勝利ももぎ取っている。
曙選手はデカイが動けない。
それを動いているように見せるには、ムタ選手が倍は動かなければならず、
かなり大変だったと思われる。
しかし、逆に言えば、動けない相手ということは、こちらが致命的なダメージを負う危険もまた少ないということではないと思う。
何も出来ないに等しい曙選手を完全にコントロールしていたムタ選手の技量というものは素晴らしいが、“毒霧”という、ある種相手にさほど傷をつけずに勝つことが可能な必殺技をもつムタ選手というキャラクターの利点もあり、勝敗に関してはリスクの少ない試合が出来たのではないかと考えたりもする。
相手を無駄に追い詰めず、いいところをなるべく引き出す。
それがムタ選手の選んだ方法だったし、曙選手という相手にはそれが正解だったと思う。

ボブ・サップは曙選手とは違う。
もう、かなり記憶のかなたではあるが、K-1に登場したばかりの頃のサップのパワーといったらそれはもうものすごいものだった。
あの頃は、誰もサップには勝てないと思ったものだ。
桁外れのパワーを持ち、動きも決して悪くない。
本領を発揮すれば、サップはひじょうに危険な相手である。
それでも、秋山準が「勝ち」にだけこだわるのならば、もっと違った戦い方が出来たと思うが、彼の選んだ方法はリスクの高いものであった。
とにかく相手に付き合わず、ガンガン攻める。
場外での情け容赦ないイス攻撃から、おちょくりを交えて翻弄したかと思えば、リング内では休ませることなく厳しい攻め。
とことん追い込むことで、今はすっかり影を潜めた感のあるサップの“野獣の本能”を引き出すのが狙いだったのだと思う。
それでなければ、サップとやる意味がない、面白い試合とは言えないという秋山準の判断が、このような戦い方を選択させたのではないか。
K-1ならばダウンすればしばらくは休んで仕切り直しができるが、プロレスは倒れていても容赦なく攻撃される。
サップは今までにない恐怖を感じたはずだ。
窮鼠猫をかむ。
勝つとか負けるとか、これがプロレスだとか、
もうサップの頭にはなかったのはないかと想像する。
このままでは「殺られる」!
最後の思い切り高角度で、バカ力全開で叩きつけられたパワーボムは、
プロレスラー未満の「強い」シロウトを追い詰めた代償だったのだと思う。
強いけれどプロレスラーではない相手とプロレスをするというのは、それだけ危険だということを改めて知ったように思った。
「メインなのはちょっと気が重い」と大会前に語っていた秋山自身は、この結末もありうることだと覚悟していたのだろう。
それでも難しい課題にチャレンジしていった秋山準の勇気と、やはり素晴らしかったプロレスセンスには拍手を送りたい。

それでも。
結果として、勝ったボブ・サップにこれ以上の期待感が抱けないのもまた確かなことだ。
「強い」サップも、ただの火事場のバカ力に過ぎず、自分ひとりでいつもそのテンションを維持できるかといったら正直疑問だし、プロレスが出来ないのははっきりしている。
悲しいことにこれが現実であり、
秋山準が体を張ってみせた「プロレスラーというもの」も、たぶんサップには理解してもらえていない気がする。
それはボブ・サップというシロウトの責任にはできないところだ。
プロレスでは必ずしも勝者が勝者ではない。
負けた者が、よりいっそう輝くこともある。
しかし。
この試合には、どこにも勝者はいなかったとそう思う。
そして、その責めは秋山準がやはり負わなければならないのだろう。
プロレスラーとして。

K-1との「接点」を作り、NOAHを、プロレスを世に出すために、
あえてボブ・サップとの対戦を要求した秋山。
実際に「リベンジ」という形で、サップをNOAHマットに上げ、小橋選手と対戦させることを匂わせてはいるが、現状ではこれに期待感を抱くファンは少ないだろう。
でも。
K-1をきっかけにして外海へと漕ぎ出すことは諦めてほしくないのだ。
そのためには、リベンジは自分で!
NOAHマットでの、秋山vsサップの実現。
そして、今度こそ、みんなが納得のいく秋山準の勝利を!
誰かのためでなく、自分のために輝く秋山準を見たいと、願ってやまないのである。
道はきっとそのとき拓ける…。


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プロレスラーじゃなくてもいいんだ…(W-1)
みのるvs京平に酔いしれた前半戦。 それに比べてこの後半戦は… ...続きを見る
まぁ一服!【戦闘編】
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コメント(8件)

内 容 ニックネーム/日時
同感です。負けておいて、「自分ではなく小橋選手と…」というあたり、腑に落ちません。それでいいのか?秋山?と思っておりました。
風民
2005/10/04 01:57
サップを連れてくるなら、彼への追試はまず自分の手で面倒見ないとね。
勤勉な先生はいりません。熱血、いや鉄血先生でお願いします(笑)
YOKOHAMA☆LINER
2005/10/04 02:47
詩人ですね。
トップレスラーであるということ。
試合を作るということ。
試合をしてお金を貰うということ。
プロとは何かを考えさせられました。
そう考えると絶対王者戦に向けて
まださっぷさんは査定試合が必要でしょうね。
ぽちょむきN
2005/10/04 14:43
しかし、これからは「小橋、俺と戦え」みたいなアピールができなくなるという形式ができたという点では意味があるような(そういうこと言いそうな人がいる団体が潰れそうなわけだし)。
面白いのは、秋山に負けた人の方がノア参戦できるってことで。
いちふじ
2005/10/04 20:51
実はこれはもの凄く難しい問題だと思います。中西学も総合格闘技で負け続きですが、「プロレス技で仕留めたい」とひたすら、ジャーマンやアルゼンチンを狙う。しかし最後は関節技や打撃で敗れている。サップを殴る蹴るの暴行? で帰国させた藤田和之は、やはり高く評価されました。プロレスルールでも同じだったと思います。
沢里尊の言葉のプロレス
2005/10/04 21:33
ボブサップ選手のNOAH参戦が実現したらかなり面白くなりそうですね。ボブサップ選手のいいところを引き出してくれそうですね。
ボブサップvsKENTAなんて面白そうですね。
いもずるマスクマン
2005/10/04 22:55
◆風民さんへ
秋山さんは小橋選手が大好きですからね〜サップ相手に大暴走する小橋建太が見たいのかも(笑) でも、人のことより自分のことですよね…。

◆LINERさんへ
みんな秋山が勝つのが見たかったというか、信じていたわけで。教育的指導もとことんお願いしたいです、どうせやるなら。

◆ぽちょむきNさんへ
初めまして!コメントありがとうございます。
自分の”妄想”が触媒となったとしたらとても嬉しいです。
サップさんに関しては、その利用価値みたいなことしか考えられないです…悲しいことに。
いいんちょー
2005/10/05 00:59
◆いちふじさんへ
田上に負けた秋山に負けた人がいきなりGHCタッグに挑戦するのもなんだか。その人が潰れそうな団体をとっとと脱出してきた人だというのも感慨深いです。

◆沢里尊さんへ
プロレスラー以外の相手にはどんな手段・内容でも勝たないとやっぱりダメですか…。サップをボコったときと同じようなファイトでプロレスをしている藤田選手はあまり受け入れられていないようですし、個人的にも「強い」だけで魅力は感じないです。でも、vs非プロレスラーとなると話は別かも…という気がしないでも。でも、自分が見たいのはきっとプロレスラーがプロレスラーらしく勝つ姿だと思います。

◆いもずるさんへ
秋山さんは引き出し過ぎたのかと(笑)
いもずるさん、KENTAが圧殺されるところが見たいんですね!(笑)
いいんちょー
2005/10/05 01:10

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